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米当局、コメルツ銀・ドイツ銀との和解交渉開始＝関係筋
2014年 07月 8日 19:57 JST
［フランクフルト ８日 ロイター］ - 関係筋によると、米連邦・州当局は、米国の制裁対象国との取引をめぐり、ドイツのコメルツ銀行(CBKG.DE: 株価, 企業情報, レポート)、ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)との和解交渉を開始した。
交渉は始まったばかりで、いつ和解が成立するかは不明。両行はコメントを拒否した。
コメルツ銀行の和解交渉を最初に報じた米ニューヨーク・タイムズ紙は、今年夏にも和解が成立する可能性があると伝えている。コメルツ銀行はイラン、スーダンの企業の送金に関与した疑いで、少なくとも罰金５億ドルを科される可能性があるという。
ドイツと米国の間では今月、二重スパイ疑惑が浮上している。コメルツ銀には独政府が１７％出資しており、同行への制裁により独米関係の緊張がさらに高まる可能性がある。
フランス金融大手ＢＮＰパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は先週、米国の金融制裁法違反で約９０億ドルの罰金を支払うことに同意したが、同紙によると、コメルツ銀行の罰金額はＢＮＰパリバとの比較では少額になる見通し。
ロイターは先週、ドイツ銀行、米シティーグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のバナメックスＵＳＡ、仏クレディ・アグリコル(CAGR.PA: 株価, 企業情報, レポート)、
仏ソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)などが、資金洗浄や制裁法違反の疑いで調査されていると報じたが、関係筋によると、フランスの２行との協議は後回しになっ