14/07/04 11:13:05.31 OmsScVF10
■飲むときの正式なマナーは■
さて、酒を飲むときの正式なマナーはこうだ。
韓国では目上の人の前で酒を飲むことは、先ほど述べたように基本的にはマナー違反である。
だからマナーに違反しながら飲むという奇妙なマナーに発展することになる。
つまり、私はあなたさまの前で酒なんざあ飲んじゃいないですよ。決して失礼なことをしている訳じゃないですよ。
ということを身体全身でアピールしながら飲まなければならない。
相手から顔をそむけ、場合によっては身体全体を横に向けて酒を飲む。
もっと丁寧にすれば口元を手で隠しながら飲むと尚よい。
横を向いているから相手の目の前で堂々と酒を飲んでいる訳ではないし、まして口元を隠していれば飲んでいませんよー、という意味にもなる。
飲んではいけないから、飲んでないフリをして飲む。
外国人の立場から見れば不思議でたまらないが、それが文化の違いというもの。
日本に来た韓国人留学生が日本の人の前で横を向いて酒を飲み、日本人に失礼だと怒られたなんて笑い話があるが、
文化の違いというのは基本的に滑稽なものなのかもしれない。共通認識の中で行われているから普通だけど、やっぱり外国人の目からみたら異様だ。
だが、マナーとしては正式。韓国食のマナー道場、超初級編としては絶対にマスターしておきたい。
■結論■
韓国で目上の人と酒を飲むときは、顔をそむけ口元を隠して飲む。
でも繰り返しになるけど、このマナーは絶対に必要なものではない。
ただ韓国文化の一端として絶対に知っておいて損はないし、なにより実際に酒の席でこうして飲んだら韓国人が喜ぶだろう。
自国の文化を理解してもらって不愉快な人はいないからね。
マナーの為のマナーではなく、相手と仲良くなる為のマナー。
そう考えればこのマナーは実用的で素晴らしいものとなる。むしろそう理解して使うのがマナー道場流なのだ。
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