14/06/30 00:16:32.92 tAZ6NGuY0 BE:504884911-2BP(1000)
sssp://img.2ch.net/ico/nida.gif
50年後に1億人
URLリンク(www.taro.org)
政府の骨太の方針2014の文案の中に、下記の一文がある。
「人口急減・超高齢化に対する危機意識を国民全体で共有し、50年後に1億人程度の安定した人口構造を保持することを目指す」
そしてさらに
「人口急減・超高齢化の克服に向けた諸課題への対応にスピード感を持って取り組んでいく時である。とりわけ、地域の活力を維持し、
東京への一極集中傾向に歯止めをかけるとともに、少子化と人口減少を克服することを目指した総合的な政策の推進が重要であり、
このための司令塔となる本部を設置し、政府一体となって取り組む体制を整備する。」
つまり、50年後に人口1億人を保持するというのは、なんとなくの数字ではなく、政府が真剣に目指す数字なのだ。
政府の推計では、現状のままでいくと2060年(50年後の目標年)に人口は8674万人まで減少する。2013年と比較して、なんと32%減だ。
さらに問題なのは、高齢化率が40%まで上昇し(2013年では25%)、生産年齢人口(15-64歳)は現在の7901万人から4400万人まで減っていく。
最近では新生産年齢人口(20-70歳)というのも使われているが、それでみても現状の8329万人が、2060年には4777万人まで減少する。
厚労省の社会保障審議会の中の特別部会の議論によると、50年後に人口を1億人で維持するためには出生率を早期に2.07まで上げることが必要になる。
現在の人口推計によると2055年の出生率は1.26。これは次の式で導かれる。
(1-23.6%)x1.69x0.98
23.6%は生涯未婚率。1からこれを引くと結婚する人の割合が出る。1.69は夫婦が産む子供の数。0.98は離婚、死別の影響。
これを (1-10%)x2.4x0.96 に引き上げれば、出生率は2.07になる。
つづく