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県は１２日、ナシやリンゴなどの果実を食べる「果樹カメムシ類」（チャバネアオカメムシ）が大量発生し、
作物に被害をもたらす可能性が高まっているとして、県内全域に注意報を発令した。
発令は２年ぶりで、防除の徹底を呼びかけている。
県農業技術センターによると、今月２～３日、高崎市や渋川市などの標本木で行った払い落とし調査で、
平年比約５～９倍の発生を確認した。さらに今年は、カメムシのエサとなるスギやヒノキの実が少なく、
エサを求めて果樹園に飛来する恐れがあるという。センターは薬剤散布などを進めるよう農家に指導している。
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