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“ASKA事件”に端を発した人材派遣大手企業「パソナグループ」の南部靖之代表と政財官界の怪しい“接待人脈”は、その後も広がりを見せている。
複数のパソナ元幹部やパーティー出席者らの証言によって明らかになった現職官僚の出席者は、現在、国会で追及されている田村憲久厚労相のほか、
実に8人に及ぶ。 その実名については、第一報を掲載した『サンデー毎日』誌上で今後、明らかにしていくつもりなので、乞うご期待。
しかし、この閣僚8人についてもう官邸サイドは把握済みだと、関係者は明かす。それを踏まえて、内閣改造に大きな影響があると言う。
「今国会終了後、7月にも改造人事を発表する予定でしたが、8月下旬から9月上旬にズレ込みそうです。
というのも、南部氏主催のパーティーに出席した閣僚のほとんどを交替させる方針になりました。
それによって、本来は3~5人の小~中規模改造のつもりだったのが、結構な大幅改造になりそうです」
パソナの直接の監督省庁となる厚労省の田村厚労相以外にも、関連事業の直結する省庁の大臣が含まれているため、
今後も安倍政権はジワジワと追い詰められていくようで、官邸としては早く“危ない芽”は摘んでおきたい考えのようだ。
そして、“接待人脈”は政界だけにとどまらない。官僚については多くの省庁で事務次官から局長、課長クラスまで及んでいる。
元事務次官で、官房副長官を務めた大物官僚を抱き込み、その人脈を駆使して毎週のように呼び集めたというのだ。
このパーティーの件が発覚した直後、ある省庁ではすぐさま「かん口令」が“発令”されたという。
「癒着と疑われても仕方のない案件があるからで、役所内部では戦々恐々としています」
もはや“ASKA事件”ではなく、“パソナ疑惑”として政界、官界が覆われている。
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