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ソニー平井社長に社員ア然…大赤字でもトップ人事手つかず
ソニーの大赤字決算を受け、社内外で「平井一夫社長(53)はなぜ責任を取らないんだ」という怒りが渦巻いている。
14日発表したソニーの14年3月期は、売上高こそ前年を上回ったものの、
本業の儲けを示す営業利益は264億円で前年比88%減だった。純利益は1283億円の赤字とボロボロだ。
平井氏が社長に就任したのは約2年前の12年4月。
当初から、中核ビジネスの「エレクトロニクス事業を黒字転換させる」と言い続けているが、14年3月期も赤字だった。
「エレキは3期連続で赤字です。公約を守れないのだから、退陣論が浮上して当然でしょう。
ライバルのパナソニックやシャープが回復基調なので、平井社長の無能さがいっそう目立ちます」(経済ジャーナリストの真保紀一郎氏)
それでも平井社長は居座るつもりだという。
大株主の米サードポイントの意向を受け入れてテレビ事業を分社化し、パソコン事業を売却したことで、6月の株主総会を乗り切れると判断しているのだ。
「平井社長への不満は業績面だけではありません。社員にはつらいリストラを強いているのに、経営陣のリストラに手をつけようとしない。
最悪なのはソニー迷走に拍車をかけたハワード・ストリンガー前CEOの息のかかったソニー・アメリカのプレジデントを辞めさせないことです」(株式評論家の倉多慎之助氏)