14/05/12 23:02:41.61 4uAp1qZf0
>>877
URLリンク(onodekita.sblo.jp)コメント欄より
雁屋氏は日本全県の中で福島県が個人的に一番好きで、全県味巡りでは一番美味しいものは最後におとっときに、ということで楽しみに温めてあったようです。
それがこういうことになってその悔しさと怒りが、山岡も「雄山が泣くとは…」と驚く、あの雄山の涙に込められていますね。
飯館村から福島市に避難している婦人が、震災前に保存していた食材を使って振る舞う料理ー凍み餅の揚げ物、
凍み餅のじゅうねん和え、凍み大根・凍み豆腐の煮物、コウタケご飯、自家製の濁酒どぶちぇ…。
これらを前に雄山は涙を抑えきれず、「いったいどれだけの貴重なものをわれわれは喪失してしまったのか。
豊かさも喜びも輝きも幸せも。失ってはならぬものを失ってしまった。」とつぶやきます。
そしてハンカチで目を押さえると「私が嘆くのは僭越だ。さあ、千栄子さんの宝物をいただくことにしよう」と箸をとります。
ここにあるのは福島の人たちや食や風土への理解と愛情と尊敬の念であり敵対したり貶めたりするものは一切ないことは作品を一読すればわかることです。