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毎年8万人来場、大盆栽まつり開幕 さいたま世界大会へ一層活気
さいたま市北区の大宮盆栽村で3日、恒例の「大盆栽まつり」が開幕した。
初夏の陽気に恵まれたこともあり、毎年約8万人が訪れるイベントには、初日から多くの愛好家らが来場。
5日まで、午前9時から午後5時まで（5日は同4時まで）行われる。
通りには約120店の露店が並び、盆栽や盆器などを販売。市民盆栽展や盆栽相談所の開設など、多彩な催しが開かれている。
昨年秋には、世界盆栽大会が2017年に市内で開かれることが決まった。
まつりの実行委員長で盆栽園「藤樹園」園主の浜野博美さん（76）は
「大会の開催が決定してから、お客さんが増えている。露店数も昨年より2割増しになった。客層が若者や女性に広がっているのもうれしい」と喜ぶ。
マンション「けやきガーデン」の敷地では、区内で生花店を営む石井優さん（47）が主催する花の競り市も開かれた。
「競りのスピード感と迫力を楽しんでほしい」と石井さん。
場所を提供したマンション所有者の増田勝巳さん（73）と、競り人を務めた同市中央区の不動産業染谷義一さん（51）は、
「世界盆栽大会に向け、街と盆栽がさらに注目されてほしい」と願う。競り市は5日まで、午後1時から同3時まで行われる。
まつりの来場者も、盆栽の街を堪能した。ウズベキスタン出身で、東京都港区のミラボス・ホジャムベルディエフさんは、
「外国人は盆栽を日本の伝統文化の一つだと認識している。私も世界盆栽大会は必ず行きたい」と期待する。
競り市で花を買った近くに住む派遣社員飯田奈穂子さんは、「すごく活気づいていいですね」とほほ笑んだ。
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