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東北大加齢医学研究所の関口敦講師(脳画像解析)と川島隆太教授(脳科学)の研究グループは、東日本大震災でストレスを受けた大学生の脳画像を解析し、
大脳の記憶を処理する領域「海馬」が年齢以上に縮小していたとする結果を発表した。
また、自尊心の高い人は心的外傷後ストレス障害(PTSD)になりにくいと推測できるデータも得られた。
磁気共鳴画像装置(MRI)の計測実験に参加している東北大生のうち、震災を体験した健康な男女37人の脳画像から脳形態の変化を解析した。
被験者の平均年齢は21.0歳。東日本大震災から3~4カ月後の調査では、発生前と比べて大きな変化はなかったが、1年後には左右の脳で海馬が減少していた。
特に右脳の海馬は体積が5%ほど減っていた。
海馬は10代後半で最大となり、その後緩やかに縮小し、老年期に急速に萎縮する。ストレスに弱いことから、震災による長期的な影響とみられるという。
また、これまでの調査では、PTSDの発症に伴い、感情の制御などに関与する「眼窩(がんか)前頭皮質」が縮小することが確認されていたが、
1年後の調査では、心理テストで自尊心が高いとされた学生は体積が増えていた。
関口講師は「健康な学生でも震災による脳への影響が大きい。強い被災体験をした人は、さらに大きな変化が起きていると考えられる」と話している。
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