07/08/08 16:39:07
>>627
炭水化物を全く摂らないでいると、体内に貯蔵されている炭水化物は48時間程度
で底をつき、ケトーシス(=脂肪分解)に突入します。
身体の脂肪を燃やすという代謝作用では、脂肪細胞がグリセロールと脂肪酸に分解
され、これがさらに分解されてケトン体と脂肪酸が出来る。このケトン体を、身体
は燃料として利用する。ケトン体が形成されてエネルギーとして使用される仕組み
は十分に研究されていて、脳細胞はブドウ糖よりもケトン体を好むそうで、ケトン
体の方が脳内では吸収されやすいそうです。
もっとも、野菜や肉にも炭水化物は含まれているから全く摂らないというのは不可能。
このケトーシス状態になるまでが大変で、二日間くらいは猛烈な飢餓感におそわれま
す。なってしまえばあとは楽。
極端な低炭水化物ダイエットは2週間くらいが限度だそうです。腎臓に負担がかかる
そうです。(実際やたら尿が出る)
本来、炭水化物とタンパク質のカロリー比は4:3ぐらいが理想だそうです。
空海などはこのケトーシスを利用して超人的な記憶力を身につけたと言われる。
絶食して20時間くらいたつと、脳のエネルギー源として、通常ブドウ糖に代わっ
てケトン体が使われるようになる。始めて二日もたつと、完全にケトン体にとって
代わられる。絶食によって脳のエネルギー代謝が変化する。
ケトン体というのは、肝臓でつくり出されるアセト酢酸、ベータハイドロキシ酢酸
などの化合物の総称で、通常は利用されていない。ところが、炭水化物の摂取不足
がひどくなると、脂肪の分解がどんどん進むため、それを防ぐ目的で血液や尿の中
に大量に供給される。
しかし、それでも血糖値は緩やかに低下し、血中の脂質は増える。その結果、絶食
中、さらにその後の復食期間中は、脳波にアルファ波が急増するとも言われている。
また、一説によれば、断食することによって胃腸がきれいになり、消化のためのエ
ネルギーが必要なくなることで、血液が脳に集中するからだとも言われる。それに
よって、脳が活性化するらしい。