07/07/12 22:47:08
複数の研究をまとめた学術論文(McDaniel, Maier & Einstein, 2003)
・フォスファチジルセリン(phosphatidylserine)
動物実験:記憶改善
アルツハイマー患者:1研究で効果なし
高齢者:1研究で記憶改善(単語リストのみ、他の記憶テストで効果なし)
成人(低成績):1研究で一貫した記憶改善
・フォスファチジルコリン(phosphatidylcholine)
アルツハイマー患者:効果なし
高齢者:研究なし
・シチコリン(citicoline)・・・ほとんど研究なし
高齢者:1研究で記憶改善(ただし少人数実験)
・ピラセタム(piracetam)
動物実験:複数の研究で神経活動の改善・促進
アルツハイマー患者:明確な効果なし
高齢者:明確な効果なし
・ビンポセチン(vinpocetine)
動物実験:複数の研究で神経細胞減少の低下
高齢者:3研究で認知機能の向上
・アセチル L-カルニチン(acetyl-L-carnitine)
動物実験:複数の研究で神経活動の改善
アルツハイマー患者:複数の研究で記憶改善
高齢者:研究なし
・抗酸化剤(antioxidants)・・・主にビタミンE
アルツハイマー患者:効果なし
パーキンソン病患者:効果なし
学生:効果なし(ビタミンEとCの組み合わせで)
・結論
いくつかの脳機能改善薬(the "brain-specific" nutrients)に
マイルドな記憶・認知機能の改善効果が認められる。
URLリンク(www.ncbi.nlm.nih.gov)
ピラセタムはいらない