07/05/14 10:45:01 gzSKOKts
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
「純粋はちみつ」に加糖の疑い、公取委が不適正表示で調査
はちみつ商品に関する適正表示を推進する社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」(東京都中央区)の定期検査で、
規約に反して人工甘味料などの混入が疑われる商品が、過去7年間で延べ120点、
検査対象の約2割に上っていたことが、読売新聞の入手した資料でわかった。
いずれも「純粋はちみつ」のラベルを付けており、「偽はちみつ」が出回っている可能性がある。
同協議会は、各業者に注意や警告しただけで十分な調査をせず、検査結果も公表していない。
公正取引委員会では問題を重視し、調査に乗り出した。
同協議会は景品表示法に基づき、公取委の認可を受け設立された公的機関。
年1回の定期検査では、会員業者が扱う商品から100点前後を選び、専門の分析機関に依頼して成分鑑定などを実施している。
混入の疑いは、異性化糖(でんぷんなどを原料とする人工甘味料)と、水あめ類の含有を調べる検査で浮上した。
2000~06年度の検査対象は延べ610点で、他の成分の混入を示す陽性となったのは、
異性化糖の検査では同100点、水あめ類の検査で同20点だった。
はちみつは日本農林規格(JAS)による基準がないため、同協議会が公正競争規約に定める基準が、国内唯一の指標となる。
それによると、はちみつは「みつばちが花みつを採集し、巣に貯(たくわ)え熟成した天然の甘味物質」で、
異性化糖や水あめなどの混入商品は「純粋はちみつ」とは表示できない。