07/11/26 23:47:32 0nEDA47b
横浜の「老麺 魂」を食べて、いろいろ考えてみた。
2時前という時間のせいもあってか他にお客さんはいない。やべえ、外したか？と思ったが
醤油ラーメンを注文。つけめんもいいらしいんだけど。
・・・かなりおいしかった。
魚介系を謳うその看板に偽りはなく、濃縮された節系＋鳥のスープが見事に融合していたと思う。
表面には以前西荻窪の名店で衝撃を受けた熱々の「油膜」が重ねられ麺とのからみを一段高いレベルに持って行っている。
ねぎはいわゆる九条ねぎっぽいやつで香りがよく、またチャーシューは特筆ものだろう。燻しの技法をふまえた肉本来のうまみを引き出す工夫がなされていて、ほのかに加えられたゆず？らしき柑橘系のさわやかさと共に、舌を飽きさせない一助ともなっていると思う。
正直魚介＋鶏の「和風醤油ラーメン」ではほぼ完成の域に達してるのではないかと思う。
そして同時にある意味ではラーメンという料理の限界を見た気もする。
極論かもしれないけど、やはりラーメンは麺が弱い。近年のラーメンのブーム、そしてさまざまな「進化」はやはりスープの側しかなされなかったと言ってもいいと思う。
けしてラーメンを否定したいわけではなくて、これだけうまいな～、と思う和風ラーメンを食べながら同時に「あ、そういや近くにうまい蕎麦屋があったなあ」とも思ったので考えてみたんです。
そばとラーメンを比べるのが間違いなんじゃ、という声もありそうなんだけど、逆にああそうか、ラーメンと蕎麦ってやっぱり別の食べ物なんだなあ、とあらためて思った・・・わけです。
蕎麦と、やはり麺自体の旨みが強い讃岐うどんなんかは逆にここまでいろいろなスープ、つゆと合わせられる気はしないし。
どうでしょ？