06/08/29 04:08:59 7X9wJ3K+
昔々、まだ第一旭の初代が現役だった頃の話し。
その頃の第一旭では、店でラーメンを修行した者が、
独立して店を出すときには、支度金を用意してやるのが慣例で、
また本人が希望し、初代が認めた者に関しては、暖簾分けとして、
第一旭の屋号を名乗ることを許していた。
当時は、第一旭も地方の小さなラーメン屋の1つに過ぎず、
店名の登録商標やFC制など考えもしていなかったのだ。
ある日のこと、最古参の店員の1人が独立を申し出た。
男はさらに暖簾分けを願い出、初代も男が腕の良い職人であると認めていたので、
これを受け入れた。男は慣例の支度金を受け取り、
神戸に自分の店を開いた。これが「神戸第一旭」の始まりである。