07/11/15 21:03:13
高級料亭「吉兆」を展開するグループ会社の一つ「船場吉兆」(大阪市)の消費・賞味期限改ざん問題で、
同社が本店でも、得意客向けの贈答用商品について、期限表示を最長3か月延ばしてラベルを張り替えて
いたことが、大阪市への報告でわかった。
本店での期限ラベル張り替えが明らかになったのは初めて。張り替え後の表示は賞味期限内だったが、
同社のずさんさが改めて浮き彫りになった。
報告によると、同社は5~7月に製造した「めん・だしセット」のつゆに3か月間の賞味期限を表示し、
6月下旬~7月末ごろ、得意客への中元に配布。その後、残った20~30セットを8月に進物として配った際、
その時点から3か月先を期限とする表示にラベルを張り替えたという。
市保健所に対し、同社は「本来の賞味期限は1年半」とし、「最も古い5月製造分を張り替えても期限は
超えることはないと考えた」と弁明したという。
市保健所は「1年半の賞味期限自体には妥当性があり食品衛生法違反とまでは言えないが、認識が甘い」と
指摘。今後は途中で変更することがないよう行政指導する。読売新聞の取材に対し、船場吉兆は「担当者と
連絡がつかない」としている。
つゆの賞味期限は容器や濃度によって異なるが、日本農林規格(JAS)法に基づき検査・格付けを行う
財団法人「日本醤油技術センター」(東京)は1~2年とする指針を示している。
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