08/05/15 19:49:14
★☆ 天下の台所 大阪 ☆★
昔から、大阪は「食い倒れの町」といわれてきた。
食材の種類も多様で豊富、しかもうまくて安い。それには理由がある。
近世になると、全国の生産物の物流が盛んになり、都の玄関口、
大阪は地の利をいかして、集散地となって発展した。
海に面し、背後に山をひかえ、あらゆる自然の産物に恵まれ、
さらには遠隔地である北海道や北陸から穏やかな瀬戸内海を経た船便で、
さまざまな産品が集まった。いわば大阪が全国の味覚の起点となったのである。
武士が少なく、権威や建て前をなんとも思わない実利重視の町民が、
今の言葉でいう手ごろな値段“reasonable price”に敏感になったのも当然だ。
うまいのは当たり前で、しかも安い、大阪の人々には、いまもその血脈は
受け継がれているといってよい。
URLリンク(www.kippo.or.jp)