05/05/27 09:01:30
「安かったから買ったんですが、なかなかおいしかったです」。
主婦ユン某（34/永登浦（ヨンドゥンポ）区・文来（ムンレ）洞）さんは最近、ディスカウ
ントストア大手のホームプラスで中国産キムチを買い、数日後にまた買いに来た。
おいしいかどうか心配で、小さな包みを買ったものの、家族が中国産に気付かなか
った位だという。
給食業社や飲食店などに供給されていた中国産キムチが、国内量販店にまで進出
した。量販店2位のホームプラスは12日から全国33の全店鋪で中国青島産の「アルト
ゥルポギ・キムチ」を売り出した。
価格は国産キムチの半額以下。品質も引けを取らず、10日でキムチ販売量の7～8％
を占める程、好評を得ているという。
しかし、農民団体は反発する兆しをみせている。
韓国農業経営人中央連合会のソン・ジェボム政策室長は「大手量販店さえ中国産
キムチを販売するようになれば、輸入量がさらに増える」としながら、「量販店は社会
的責任について再考すべきだ」とした。
ホームプラスは戸惑いの表情を隠せない。48のキムチ品目のうち、庶民の要求を
満たすため2つの中国産を取り入れたわけだが、このような反発が出るとは考えもしな
かったというのだ。
同社の関係者は「ホームプラスは2001年に農協と産地直送契約を結び、年に1兆
ウォン以上の農産物を買い入れるなど、農家を支援している」とし、「中国産キムチに
対する顧客の満足度は高いが、この先も販売するかは検討中」と話した。
中国産キムチの輸入は毎年急増している。今年第1四半期の輸入量は2万1964トン
と昨年同期比114.5％増となった。
ホームプラスが販売するキムチの場合、国産キムチブランドを運営するS社が中国
現地で品質指導をするなど、品質格差も減っており、国内キムチ業者は頭を抱えてい
る。
キムチ・ジョリム食品工業共同組合のイ・デホン次長は「伝統キムチの味を維持し、
勝負をかける以外にない」とし、「飲食店でキムチを出す際に、原産地表示を義務付け
るなど支援策も必要」とした。
■ソース：朝鮮日報
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