08/08/30 14:22:23 fYgTMvaN
>>425
ファーストフード業は人件費をいかに抑えられるかが経営のポイント。
薄利多売のビジネスモデルでは売上に対しサービスが占める割合が低いのが常道。
逆に言うと、料亭やホテルのレストランはサービスをコストに転化しているから客単価が高いとも言えよう。
消費者にとっては、料金よりもサービスを求める者は料亭やホテルのレストランに行くだろうし、
料金を求めてファーストフードに行く者はサービスを諦めざるを得ない。
ファーストフードと言えどもサービスを追求すると主張する企業はある意味きれいごとであって、
企業が存続していく上で利益率の確保は必須なので、コストについては何かを犠牲にせざるを得ない。
それが客の目に付く部分なのか?目に付かない部分なのか?の違いだろう。
単にてんやの着眼が人件費なのであって食材の原価ではないだけなのだと思う。
つまり、飲食業界ではQSCとよく語られるが、てんやにとってのプライオリティが、
Q→S→Cなのだろう。
このスレでてんやのサービスに不満持つ者の希望は、
S→Q→Cなのだろうから、
そこに乖離があるのだろうね。
このジレンマを解決するためには、それこそ客単価を上げるしかないのだろうが、
その判断基準は、てんやの客層が価格とサービスのどちらに重点を置いているかなのだろう。
価格優先派がサービス優先派よりも多いのであれば、企業判断としてはサービス優先派のリクエスト実現
のプライオリティを落とさざるを得ないだろうし(現状維持)、逆であれば客単価を上げてサービス優先派の
リクエスト実現を最優先する(値上げ)だろうね。
この判断は企業の将来に影響を与える経営判断なので難しいと思う。
人件費を抑えるのは、てんやに限らず企業であればどこでも同じである。
なぜなら固定費を抑えないと株主の求める利益が確保されないから。
現代のビジネスでは株主利益を優先させないと株価が低迷し買収のリスクが高まるため、
売上よりも粗利を優先する傾向がある。