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１０日午後０時４７分ごろ、埼玉県川口市上青木西５丁目のスーパー「サンデーマート上青木店」で
菓子パンを買って食べた同市内の無職女性（５８）が、パンの中に縫い針１本が
混入していたのを見つけ、同店が川口署に届け出た。女性にけがはなかったという。
同署は何者かが混入した可能性があるとみて偽計業務妨害容疑で捜査を始めた。
調べでは、女性は同日午前１１時４０分ごろ、店で山崎製パンの「薄皮チョコパン」
（５個入り）を購入。帰宅して食べたところ、口内に違和感を感じ、
はき出すと長さ約４センチの縫い針が出てきたという。
同店によると、このパンは山崎製パンの千葉県松戸市内の工場で製造したもので、
同日朝納品し、午前９時ごろに陳列。パンが入っていた袋を店長が見た限りでは、
針を通したような穴は確認できなかったという。
山崎製パンの同工場は「製造過程で針が混入する可能性は全くない。
針の持ち込みもできないシステムになっている」としている。