06/12/08 13:05:14 bgxWKM/b
「インスタントラーメンは体に悪いから食べさせたくない」
そう言うお母はさんは多いのですが、その一方でスナック菓子は平気で子どもに与えていたりします。
また、そうでなくても、味噌汁のだしには、粉末のだしの素を使うのが当たり前という家庭も多いでしょう。
インスタントラーメンを食べなくても、「粉末スープと同じもの」を知らず知らずのうちに子どもに与えてしまっているのです。
「毒性」よりも怖い食品添加物の問題
添加物の問題というと、多くの人がまず最初に思い浮かべるのが「毒性」でしょう。
誰もが「添加物は怖い」「体に毒だ」という意識を持っています。
もちろん、添加物の「毒性」は、それはそれで大きな問題ではあります。
厚生労働省ではネズミなどの動物を使ってさまざまな毒性テストを行い、使用量対象の食品を厳しく定めています。
しかし、そもそもネズミと人間の消化能力は違うはずです。
それでも人体実験ができない以上、動物実験をひとつの「目安」にするしかなく、
その結果をもとに「これは毒性がが少ないから0K」などとやっているのです。
それに、AとBという2つの添加物を同時にとった場合、
あるいは30種類前後の添加物を同時にとった場合、
いったい人間の体にどんな影響があるのかーそんな「複合摂取」の問題は完全に盲点になっています。
残念ながら、そんなデータもない。しかし実際には、これまで見てきたように、ひとつの添加物を単品でとるということはまずありません。
「複合摂取」が当然のはずなのに、その「毒性」は誰も明らかにしていないのです。
つまり、認可されているすべての添加物の安全性が高いと実証されているものもありますが、
その一方で「毒性」が疑問視されるものも、まだまだ少なくありません。
たとえば、よく添加物の本に「これはとくに危険だ!」と載っている添加物に、
「ソルビン酸カリウム」「パラオキシ安息香酸ブチル」「合成着色料」「ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)」といっか添加物が数十種類ありますが、
これらは化学的に合成された天然に存在しない物質で、とくに厳しく国が管理しているものです。
使用してもいい食品とその量を厳密に定めているのですが、
それは逆にいえば、毒性・危険性があまりに高いので、むやみやたらに使ってはいけませんよ、ということなのではないでしょうか。
国が認可しているからといって、絶対に安全だとは必ずしも言い切れないのが、食品添加物の世界なのです。