05/09/06 18:08:39
>313
レスする前に念のためアマゾンで検索したら1つしか出てこなかったんだが、
解説が無いのもあるのか。
おれが持ってるのは淡交社から出ている井口海仙著のもの。
310の歌の解説はこんな感じ。
水は水屋壺の水、水指の水、釜の水。湯は釜の湯。茶巾は茶碗を拭くもの。
箸は懐石箸、菜箸、塵穴の箸など。楊枝は杉楊枝、黒文字など。柄杓は
釜用、つくばい用、水壺用などのことであるが、これらは茶会の度に新
しいものを用いるのである。これはいうまでもなく客に対するご馳走であり、
敬礼のためで、利休が買ってある茶人から、茶事に用いる道具を求めてほし
いと依頼されたとき、新しい茶巾を買って送り、これさえあれば茶事はでき
ると教えたのは、やはりこの歌の趣旨と同じである。
「心あたしき」とは、主客とも和敬を保つには、いつも初対面のような
慇懃さが必要なのである。
昨日会った人でも、今日初めて会った人のごとく、心をあたらしくして接
してこそ、和敬の気持ちがわいてくるのである。