03/12/20 11:19
長崎の使用フグの出荷準備は整いつつある。
出荷時は残留検査で安全を確認し、ホルマリン使用を示す履歴をつけ、区別のためにヒレを切る。
加工物には専用シールをつける。
全国水産物卸組合連合会でも、近く区別対策をまとめる。
だが、消費者が口にする段階まで区別が徹底されるかは未知数だ。
長崎県の金子原二郎知事は「出荷後の追跡調査をやりたいが、実質的には難しい」とし、同連合会も「自分たちが扱う段階までしか責任が持てない」と言う。
流通過程で扱う業者が増えるほど、区別はあいまいになる。
「『ホルマリンを使ったフグですよ』と出されたら、自分でも食べたくなくなる」。
ある市場関係者はこぼす。
24日、天然フグの初競りが南風泊市場であった。
使用フグ拒否による入荷減で相場の高騰も懸念される。
下関の対応に消費者や産地が今後どう反応するのか。
先行きが見えないまま、今シーズンが始まった。
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