06/01/31 17:13:53
【社会】 「儲け考えるなら、中国産使うが…」 安全性など考え国産使いつつ、ギョーザ170円死守…老舗の餃子屋
★野菜高値でも頑張る餃子 宇都宮、1人前170円死守
・1人前、6個170円。「ギョーザの街」宇都宮市で最も安いと言われる老舗チェーン「正嗣
(まさし)」が値段の維持に頑張っている。今冬、野菜が軒並み値上がりし、ギョーザの街は
どの店もやりくりに苦労しているが、正嗣のメニューはほかになく逃げ場がない。踏ん張る
わけは「小腹がすいたら気軽に食べる。ギョーザってそういうもん」だからだ。
具はすべて国産。キャベツ、ネギ、ニラ、ショウガ、ニンニク……。歯応え、安全性を考えた
結果だ。中でも全7店舗で1日約700個使うキャベツは、シャキシャキ感と甘みから、普段は
愛知産、夏場だけは群馬・嬬恋産と決めている。そのこだわりのキャベツが正嗣を苦しめる。
農林水産省によると、1月第4週(23~27日)現在、1キロ当たりの小売価格は239円と
平年より3割以上高い。
1965(昭和40)年に開業。大卒の初任給が約3万円の時代に、1人前50円だった。店は、
学校帰りの学生たちでごった返した。「その光景を忘れちゃいけない」が、創業者である
小林正嗣社長(62)の信念だ。
物価の上昇とともに値上げを余儀なくされたが、消費税増税の9年前に10円上げて以降は
「170円」を守ってきた。
「もうけだけを考えるなら、ビールとかご飯を出して、キャベツを安価な中国産に変える。
でも我慢しなきゃいけないときもあるんだ」。次男の良行さん(30)はそう話す。
URLリンク(www.asahi.com)
スレリンク(newsplus板)