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唐辛子の「カプサイシン」が胃炎抑制
唐辛子の辛み成分で、体脂肪を燃やすダイエット効果で知られる「カプサイシン」が胃炎を抑制し、
胃かいようや胃がんの危険性を下げる可能性もあることを熊本大大学院医学薬学研究部の
岡島研二助教授らの研究グループが突き止め、米国生理学会雑誌電子版に掲載した。
ストレスを与え、胃かいようになったラットで比較。カプサイシンを投与した場合、
胃炎を起こす白血球の活性化を抑制する物質の血管壁中の量が、30分後のピーク時に倍増。
カプサイシンによる刺激で、知覚神経が放出した神経ペプチド(CGRP)が、
血管壁の抑制物質の量を増やしていたことがわかった。
岡島助教授は「CGRPは、骨密度をあげたり、血圧を下げたりする効果もある。
カプサイシンをとることで、骨粗しょう症や生活習慣病予防も期待できる」と話している。
(読売新聞 2003/09/30)