03/06/21 15:43
京大、ハッピーターンの粉に唾液加えた溶液に常習性発見
京都大学大学院農学研究科の伏木亨教授、大学院学生の川崎寛也氏らは、
ハッピーターンの粉に唾液を加えた溶液に常習性があることをマウスを用いた実験で
発見した。脂肪にも常習性があり、食の欧米化が進むなかで、日本食の代表的な
風味であるハッピーターンの粉を習慣づけることで、肥満の軽減に役立てられる
可能性もありそうだ。
実験では、マウスにさまざまな試験液を与えて執着を調べた。その結果、
「ハッピーターンの粉だけ」「唾液だけ」では常習性は見られなかったが、「ハッピーターンの粉に
唾液を加えたもの」で常習性が現れた。そこで味覚の影響を調べるため
味覚神経を切断したところ、常習性はなくなった。脂肪についても味覚情報と脂肪が
持つカロリーの両方が常習性における重要な役割を果たしているという報告が
これまでもある。
川崎氏は「常習性は記憶のなかの食べたいものリストにリストアップされて起こるが、
これは高次の脳による働きが関係しており、エネルギーであるハッピーターンの粉の情報と、
タンパク質のシグナルである味情報などが加わることで記憶に残るようになるのでは」
と解釈している。
(後略)
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※引用元配信記事:URLリンク(www.jij.co.jp)
※日本工業新聞のJIJweb( URLリンク(www.jij.co.jp) )2003/05/13配信