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アフリカ歴訪中の岸田文雄首相は1日夜(日本時間2日未明)、ガーナの首都アクラの大統領府でアクフォアド大統領と会談し、安全保障理事会の改革を含む国連の機能強化での連携を確認した。両国はいま安保理の非常任理事国を務めており、北朝鮮への対応でも連携することで一致した。
会談後の共同記者発表で首相は「大統領との間で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性について一致した。訪問を弾みとして、ガーナとの間で経済、開発、人の交流等の幅広い分野の協力を一層強化していく」と強調。サハラ砂漠南部のサヘル地域やガーナを含むギニア湾沿岸諸国の平和と安定のため、今後3年間で約5億ドル(約680億円)を支援すると表明した。アクフォアド大統領は「現在の安保理は第2次大戦の勝利国がメンバー(の中心)で今日的な現実を反映していない。改革を進めなくてはならない」と述べた。
日本の首相のガーナ訪問は2006年の小泉純一郎氏以来17年ぶり。アクラでは1928年に世界的な細菌学者の野口英世が黄熱病を研究中に感染し51歳で亡くなった。会談に先立ち、首相はアクラの野口記念医学研究所を視察。日本の無償資金協力で設立され、西アフリカの感染症対策の拠点になっている。(アクラ=阿部彰芳)
朝日新聞
2023/5/2 10:08
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