20/09/24 18:07:25.87 CAP_USER9.net
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中国と韓国でインターネット通販されている果実の種苗の中に、「紅ほっぺ」や「紅ゆたか」など日本で品種登録された名称のものが少なくとも36品種あることが24日、農林水産省の調査で分かった。いずれも日本の開発者の許諾を得ていない。高品質で知られる日本産の果実は中韓でも人気があり、種苗が無断で持ち出された可能性がある。
【図解】農作物品種の海外流出対策(2019年)
7月に委託業者を通じて中韓の複数の通販サイトを調べた。調査結果は近く公表される。中国では、静岡県が開発したイチゴ、紅ほっぺが「紅顔」、佐賀県の「さがほのか」が「佐賀清香」、山形県のサクランボ、紅ゆたかは「紅豊」などとして商品名に使用。韓国でも愛媛県のかんきつ「甘平」を想起させるハングル名の種苗が売られていた。
商品が日本の登録品種そのものか、名称のみ使われているのかは不明。仮に名称だけだとしても、低品質な種苗に使われて輸出されれば日本産ブランドが受ける打撃は大きい。中韓で日本の開発者が品種登録していれば販売差し止めなどの対応ができるが、多くは未登録だ。さらに出願期限も過ぎている。
かつて日本のイチゴ品種が韓国に流出し、無断栽培された例では、日本産の損失額が5年間で最大計220億円に上ったと推計されている。
政府は先の通常国会で海外への無断持ち出しを規制するための種苗法改正案を提出したが、審議時間が足りず、法改正は先送りされた。
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