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筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で重い障害を持つ、「れいわ新選組」の舩後(ふなご)靖彦・参院議員は4日、「桜を見る会」の招待者名簿の廃棄をめぐり、安倍晋三首相が障害者雇用に触れたことを「不適切だ」と批判した。
内閣府は今年の同会の招待者名簿について、野党議員から5月9日に資料請求を受けた1時間後にシュレッダーで廃棄を始めた、としている。首相はその経緯について、2日の参院本会議で「シュレッダーの空き状況や、担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間などとの調整を行った結果、使用予定日が5月9日となった」などと説明した。
舩後氏はこの首相の発言について4日にコメントを発表。「担当職員の属性は資料破棄の根本問題とは関係ない。障害者雇用のために破棄に時間がかかった理由のように語られるのは不適切であり、非常勤職員の弱い立場を利用したとも受け止められる内容と感じるので、残念に思う」とした。
朝日新聞
2019年12月5日05時30分
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