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在日アメリカ軍の空母艦載機の訓練の移転先として、政府が買収を予定していた鹿児島県の馬毛島について、地権者側の事情で契約ができず、買収が不透明になっていることが分かりました。この情報はすでにアメリカ側にも伝えているということです。
小笠原諸島の硫黄島で行われている在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練の移転先として、防衛省はことし1月、鹿児島県西之表市の馬毛島をおよそ160億円で買収することで、島の大半を所有する地権者の開発会社と大筋で合意していました。
この移転は、訓練を本州近くで行いたいというアメリカ側の強い要望を受けたもので、政府は今月中にも正式契約して買収し、来月にも開催する方向で調整されている日米の外務・防衛の閣僚協議で報告する予定でした。
しかしその後、開発会社の代表権などをめぐって関係者の間で法的な争いが生じて決着が付かず、契約ができなくなり、買収が不透明になったということです。
政府は馬毛島の買収が不透明になっている状況をアメリカ側に伝え、アメリカ側からは事態の推移を見守るという回答があったということです。
NHKニュース
2019年3月30日 4時44分
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