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平和条約交渉の進展に向け、日本とロシアの双方が経済協力の拡大に意欲を示すなか、ロシアの地方に日本企業の進出を呼び込もうという催しが東京都内で開かれました。
この催しは、これまで日本企業の進出が限定的だったロシアの地方にも日本の投資を呼び込もうと開かれたもので、ロシアの８つの自治体が産業の特色やビジネス環境をＰＲしました。
この中で、中部のスベルドロフスク州は、ヨーロッパとアジアの中間に位置し、双方をつなぐ拠点だとして、特に医療といった先端技術を手がける企業に進出を呼びかけていました。
また、企業の面談では日ロ双方の企業がビジネスの内容を紹介したり、具体的な進出方法を相談したりしていました。
極東ウラジオストクのＩＴ企業と面談した都内のウエアラブル端末メーカーの担当者は「ロシア企業と話すのは初めてでしたが、アメリカのシリコンバレーに引けを取らないほどＩＴ産業に力を入れていて驚きました」と話していました。
ＪＥＴＲＯ＝日本貿易振興機構によりますと、この１年ほどロシアの地方企業による日本への視察が増え、日本との交流に関心が高まっているということです。
地方への投資促進に取り組むロシアの政府系機関の担当者は「経済協力を進めることで、両国間のどんな問題も解決することができるはずだ」と話していました。
NHKニュース
2019年2月4日 20時13分
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