18/12/06 14:08:32.81 CAP_USER9.net
弁護士大量懲戒請求事件で明らかになった高齢者ネトウヨの存在。スマホを片手に“理論武装”する、高齢者ネトウヨの素顔に迫る。
◆ある日、実家に帰ると父親がネトウヨに……
ネトウヨから絶大な支持を集めるブログ「余命三年時事日記」を通じて弁護士に根拠のない大量の懲戒請求を行った者たちが、逆に弁護士から訴えられるという事件が表面化し話題になった。ブログでは弁護士たちを「外国の勢力と通じて武力を行使させる『外患誘致罪』にあたり、死刑に相当する」として、懲戒請求書のテンプレを掲載。ブログに感化された読者約1000人がブログを通じて全国各地の弁護士会に送りつけたのである。
こうした不当な懲戒請求に対して、10月末から弁護士たちの反訴が始まった。それにより、懲戒請求をした、いわゆるネトウヨと呼ばれる人たちには意外にも高齢者が多かったことが判明したのだ。
「和解の申し入れや謝罪などの連絡をしてくる人が何十人かいるが、一番若い人で40歳。60歳や70歳という人もいたので、平均年齢は高いと感じました」(懲戒請求を受けた北周士弁護士)
ネトウヨの高齢化が進んでいるのである。
◆地元で名士の父が突然ネトウヨに……
週刊誌記者のAさんは、定年退職後、突如ネトウヨ化してしまった73歳の父親についてウンザリした顔で話してくれた。
「実家に帰ってテレビを見ていると、突然父親が『中国人や韓国人は脳の構造が日本人と違うからノーベル賞が取れない』と言うんです。それを聞いて僕もカチンときて『僕には韓国人や中国人の友人や仕事の同僚もいるからそういうことを言わないでくれ』って言ったら、そこから大喧嘩。『お前も記者なら南京大虐殺や従軍慰安婦について、本当のことをちゃんと書け!』とか怒鳴り始めて……」
Aさんの父親は地方の国立大学を出て、地元の地銀一筋に勤め上げ、支店長も経験したいわゆる“地元の名士”である。酒も夕食に嗜む程度で、ゴルフをやめた今の趣味は読書。どちらかといえば物静かなタイプの父親が感化されたのは、いわゆるヘイト本との出合いだったとAさんは推測する。
「あり余る時間を読書に充てたことで、とにかくいろんな本を読むようになった。その中にいわゆるヘイト本が交じっていたのがきっかけだと思います。そうした本をスマホで検索すれば、ほかのヘイト本やネトウヨ系サイトが出てきます。ネットに耐性のない高齢者がそういう情報に触れて鵜呑みにしたんだろうと思います」
実家の本棚には百田尚樹や小川榮太郞、差別的なタイトルの嫌韓・嫌中本がズラリと並び、本を読んで気になったことをスマホで検索して、さらなる“理論武装”にも余念がないという。ネトウヨ化した父親を同居する母親や兄は苦々しく思っているという。
「人間って年を取るごとに頑固になるじゃないですか、そこにネトウヨ的な考えが入ってきて……。母も兄も話すのも面倒だからほってると言っています」
そんな父からAさんにこんなメールが先日届いたという。
「テレビ局は泉放送制作という在日の会社が牛耳っているんだろ? そういうことをなぜ記者として取材しないのか?」
2年以上も前にネットで話題になったデマの話を今ごろされ、開いた口が塞がらなかったという。
◆海外経験豊富な元商社マンが豹変
「私の父は商社勤務だったので、海外勤務も経験していました。だからこそ、外国人を差別するような発言をしたことがショックでたまらなかった」
会社員のBさんは、70歳になる元商社マンの父親がネトウヨになってしまったことがショックでならないと話す。
「実家に遊びにいったときに、娘が保育園で仲のいい韓国の子の話をしたんですよ。そしたら『待機児童がいるのに、韓国人は入れるのか? あいつらは特権があるから優先的に入れるんだ。このままいくと日本は在日に乗っ取られるぞ』って言いだしたんです」
2につづく
日刊SPA
12/4(火) 8:50配信
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