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沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事の急逝に伴う知事選で、自由党幹事長の玉城デニー衆院議員(58)=沖縄3区=が20日、立候補に前向きな姿勢を示した。翁長氏を支持してきた「オール沖縄」勢力からの意向確認に対して「重く受け止めたい。やると決めたらやるしかない」と述べた。
玉城氏は20日朝、朝日新聞の取材に「この状況になったら、しっかり重く考えないといけない。今週中には決めたい。後ろ向きではない」と話した。オール沖縄も玉城氏擁立でまとまる見通しだ。
翁長氏の後継候補を選ぶ「調整会議」は19日夜、翁長氏が生前に名前を挙げた玉城氏と保守系の会社経営者の呉屋守将(ごやもりまさ)氏(69)のどちらかの擁立を目指すことを全会一致で決定し、両氏に面会した。
関係者によると、呉屋氏は「経済人として協力していきたい。玉城氏に期待している。説得を進めてほしい」と固辞したのに対し、玉城氏は「重く受け止め、後援会などと相談したい」と答えたという。玉城氏は18日には調整会議に「出馬しない」と答えていた。
沖縄県知事選は9月13日告示、30日投開票。自民党県連が擁立する前宜野湾市長の佐喜真淳(さきまあつし)氏(54)が、立候補を表明している。(伊藤和行、山下龍一)
朝日新聞
2018年8月20日11時13分
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