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2018.5.1 15:57
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東京MXテレビ(MX)の情報バラエティー番組「ニュース女子」の放送が先月末で終了した。同番組をめぐっては、沖縄基地反対運動に関する内容について、放送倫理・番組向上機構(BPO)が放送倫理違反と人権侵害を指摘したことが記憶に新しい。放送終了の背景に何があったのか。番組制作を担ったディーエイチシー(DHC)グループ会長、吉田嘉明氏がついに沈黙を破り、iRONNAに独占手記を寄せた。
問題となったのは、沖縄の米軍基地反対運動を取り上げた昨年1月2日放送の「ニュース女子」だった。沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設をめぐり先鋭化する反対運動の特集で、VTRで「(運動参加者が)日当を貰ってる!?」などと表現、反対派による救急車の運行妨害などを伝えた。
これについて、BPOの放送倫理検証委員会は昨年12月、事実に基づかないとして「重大な放送倫理違反があった」との意見書を公表した。また、3月8日には、BPOの放送人権委員会が、市民団体「のりこえねっと」の辛淑玉(シン・スゴ)共同代表について「基地反対運動の黒幕」と受け取れる内容になっていたとして、名誉を毀損(きそん)する人権侵害があったと認定した。
吉田氏は手記の中で、BPOについて「委員のほとんどが反日、左翼という極端に偏った組織」と痛烈に批判。「私どもはわが同胞、沖縄県民の惨状を見て、止むに止まれぬ気持ちから放映に踏み切ったのです。これこそが善意ある正義の行動ではないでしょうか」と綴り、BPOの勧告に真っ向から反論した。
詳細はiRONNAの最新テーマ《「ニュース女子」DHC会長、衝撃の反論手記》でお届けする。
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一部抜粋
今、問題になっている放送倫理・番組向上機構(BPO)についてですが、まずこの倫理という言葉を辞書で調べてみると「善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるもの」(「大辞泉」)ということになっています。そもそも委員のほとんどが反日、左翼という極端に偏った組織に「善悪・正邪」の判断などできるのでしょうか。
沖縄問題に関わっている在日コリアンを中心にした活動家に、彼らが肩入れするのは恐らく同胞愛に起因しているものと思われます。私どもは同じように、わが同胞、沖縄県民の惨状を見て、止むに止まれぬ気持ちから放映に踏み切ったのです。これこそが善意ある正義の行動ではないでしょうか。
先日、情報バラエティー番組『ニュース女子』の問題に関して、朝日新聞が「放送の打ち切り決定」というニュースを大々的に流したようですが、『ニュース女子』の放映は今も打ち切ってはいません。これからも全国17社の地上波放送局で放映は続行します。
ただ、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)では流さないというだけのことです。DHCの方から、MXテレビとの取引はお断りしました。「番組内容を全面的に変えたい」「『ニュース女子』というタイトルを全く違うものに変更したい」との申し出があり、それにはきっぱりとお断りしたというのが内情です。
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