18/04/03 14:52:55.74 CAP_USER9.net
ギリシャ神話のイカロスから20世紀のライト兄弟に至るまで、人類にとって“空を飛ぶ”ことは長年の夢であり続けた。翻って東京は霞が関。河野太郎外相(55)もまた“飛ぶ”ことへのこだわりを捨てきれないでいる。
外務省担当記者の話。
「3月、就任200日を迎えた河野さんは訪問した国・地域が35。前任の岸田大臣は5年で50カ国・地域でしたから、河野さんの積極外交は歴代でも稀なのがよく分かります」
あまりの出張の多さに、
「外遊予算が足りないと省内で話題になっています。副大臣や政務官らと共にビジネスクラスに乗る秘書官をエコノミークラスにしようと検討したほどでした」
大臣はその“外交機動力”をさらに増すべく、昨年末、自民党の部会で外相専用機の必要性を訴えた。
「通常は民間機で移動しますが、乗継で数時間待たされることもあります。その意味では専用機という発想は合理的なんです」(同)
15日からの訪米では、米ガルフストリーム社のジェット機をチャーターした。
「かねてから導入を主張している機種。試運転と言われています」(同)
ところが、
「購入については財務省からNGが出てしまいました」
と、外務省関係者。
「1機80億円という値段に難色を示しています。実は当の本人も一部新聞で“おねだり”と書かれたことを相当気にしていて、購入には慎重。最近では閣僚専用機と言い方も変えました」
代替案として、
「現在、検討しているのは、年間契約のリースです。ガルフ社のみならず、見積もりをとって検討しているようです」(同)
先の記者は指摘する。
「リースでも来年度からの導入はありえず、河野さんの在任中に実現しない可能性が高い。後任大臣が同様に動き回る人ではないかもしれないし、必要なのか、という声は根強いですよ」
本当の夢は、総理として政府専用機に乗ることだろうが―。
週刊新潮
2018年3月29日号掲載
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