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森友疑惑で財務次官 “アベ友”田中一穂氏に天下りのご褒美
2017年12月28日 日刊ゲンダイ
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またしても“アベ友”優遇人事だ―。2代続けて天下りとなった政府系金融機関「日本政策金融公庫」の総裁人事。25日付で総裁に就任した田中一穂元財務次官(62)は、第1次政権時代に首相秘書官を務めた安倍首相の“大のお気に入り”である。
そもそも田中氏が次官になったのも、ロコツなアベ友人事だった。前任の次官2人は、いずれも田中氏の同期。同期が3人も次官になることは通常あり得ないのに、安倍首相が押し込んだとみられている。
今度は政府系金融のトップに天下りさせている。しかし、田中氏は、森友事件が起きた時、財務省の次官をやっていた責任者だ。
「国有地は理財局長の決裁がなければ動かせないし、その際は次官の了承を必ず得ることになります」(財務省OB)というから、疑惑のど真ん中にいた人物である。市民団体から公用文書毀棄罪で刑事告発までされている。政策金融公庫の細川興一前総裁は25日の会見で「人物本位」を強調したが、どこが人物本位なのか。
待遇は極めて厚い。政策金融公庫によると、総裁の年収は約2400万円。5年ほど総裁のイスに座っていれば、退職金は1600万円を超える。
■ポストをアメに官僚をコントロール
それにしても、安倍政権による天下り復�