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[2017年12月23日20時50分] 日経
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から助成金をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京地検特捜部に逮捕された「ペジーコンピューティング」社長斉藤元章容疑者(49)が経営に関わるスパコン関連会社に、助成金や無利子融資など80億円以上の公的資金投入が認められていたことが23日、分かった。
特捜部は、勾留満期の25日に斉藤容疑者を起訴し、逮捕容疑以外の資金についても使途などを調べるとみられる。
ペジー社は、経済産業省が所管するNEDOの「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」の助成金(上限5億円)をほぼ満額受領。このうち約4億3千万円分が逮捕容疑となった。
NEDOはこのほか、別事業でペジー社への計約17億6千万円の助成金支給を決定。斉藤容疑者が取締役を務める「ウルトラメモリ」と共同でビッグデータ解析用のチップを開発するとして申請のあった約12億6千万円の交付も決めた。
NEDOの担当者は「捜査中なので対応は検討中だが、助成金の原資は税金であり、一般的には返還請求することになる」と話した。
また、斉藤容疑者が代表取締役の「エクサスケーラー」は、文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)のベンチャー企業向け無利子融資事業で、これまでに52億円の融資を受けている。スパコン「暁光(ぎょうこう)」の開発に充てられたという。JSTの担当者は「会社にヒアリング中」としている。(共同)