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日本共産党香川県委員会は、衆院選での香川1区の候補者擁立を見送り、希望の党が擁立した小川淳也候補を事実上の野党統一候補とすることを決定した。
共産党は当初から、小川淳也候補が民進党の公認で出馬した場合に参院選協力の見返りとして野党統一候補とする方針であった。しかし政局は急転し志位和夫委員長は、希望の党に参加した民進党系候補に対しては対立候補を立てることを公言していた。前言撤回どころか二枚舌とも言える共産党と希望の党候補の選挙協力に関しては、小川淳也候補と共産党香川県員会委員長の双方が認めている。
参考:【香川1区】共産―希望に協力へ 参院選で共産支援した元民進議員を希望が公認 | 香川のニュース | 四国新聞社
共産党関係者の皆様のご苦心に深い敬意の気持ちでいっぱいです。それだけ私の責任は大きくなります。「平和を旨とし、暮らしに根差す。」この立ち位置は今後も変わりません。責任を感じて頑張ります。
小川淳也さんの投稿 2017年10月3日(火)
安保法案は廃止、外交人参政権には反対していた
小川淳也候補は民進党時代に安保法案に反対し、外国人参政権付与には賛成していた。これは希望の党が公認の条件とした政策協定書に反するが、小川淳也候補はその政治信念を転換し希望の党からの立候補を決めている。2016年7月の参院選では積極的に共産党との野党共闘を進めており、希望の党への公認条件には合致しないはずだ。
過去の記事などを調べてみると、その証拠が多数残っている。
2016年5月19日に開かれた「戦争法の廃止を求める2000万人署名提出集会」をブログで紹介し、安保関連法案廃止を訴えていた。無論、議場でもプラカードを持って反対していた。
参考:小川淳也の活動報告 : 戦争法の廃止を求める2000万人署名提出集会 (5月19日)
外国人参政権の付与にも賛成し、特別永住者の選挙権・被選挙権を認めると過去に回答もしている。
志位委員長の二枚舌!共産党が希望の党を支援、参院選の見返りで香川1区共産候補擁立見送り自主投票
出典:議員チェック.net 2012年衆議院選挙【香川県小選挙区】
政治思想的には日本共産党にシンパシーを感じながら、自身が議員であり続けたいがためだけに政治信条を捨てた偽装保守と断言して良いだろう。
保身のために安保法案賛成に転じ、外国人への参政権付与も認めないという協定書にサインをした人間を、日本共産党は支援すると言っている。表向きは希望の党と共産党は選挙で対立しているフリをしているが、双方が二枚舌を使い有権者を欺いているのだ。