17/08/01 23:07:30.63 CAP_USER9.net
稲田朋美防衛相が辞任しました。
稲田氏は、国会の閉会中審査に出席することを拒んでいます。
何でも「行きたくない」からだそうです。
自身が日報隠蔽に関わったのか否か、防衛監査本部による特別防衛監査結果では全く曖昧なままに「終結」させています。事の真相が明らかになったわけではないのです。
その報告に合わせる形での辞任表明でしたが、要は引責辞任ではなく、これ以上、防衛相として国会で質疑を受けたくない、というだけの幕引き辞任だったということです。
稲田氏はともかく、自民党が野党側からの稲田氏の招致を拒否しています。
稲田氏が辞職すればそれで終わりという案件ではありません。安倍氏の任命責任が消えるわけでもありません。
安倍氏は、稲田氏の辞任に伴い、「お詫び」と言っていますが、何をお詫びしたいのか全くわかりません。
任命責任は自分にあるが、しかし、稲田氏は防衛大臣としての職責を果たしてきた、というだけですから、一体、何をお詫びしているのか、全く意味不明なのです。
その安倍自民党が稲田氏の招致を拒否しているのですから、そこには「反省」など存在していないし、招致によって明るみに出ては困る事実があるからということでしかありません。徹底的な疑惑隠しです。
思えば、安倍氏にとって稲田氏はお友達ということもありますが、安倍内閣の男女共同参画の象徴人事でした。
女性だからという理由での抜擢については大いに疑問のあるところですが、それでも女性の大臣の大抜擢ということによって女性票を獲得しようという魂胆でした。
それがよりによって稲田防衛相だったわけですから、これが男女共同参画ですか、と大いに疑問に思ったものです。
「稲田朋美氏が防衛相という露骨な人事 タカ派優遇と男女参画の虚像」
その稲田氏が失脚しました。今時の世論調査では女性層の支持が激減していますから、皮肉なものです。
それに代わる女性閣僚が誰なのか、週刊誌レベルですが、何と三原じゅん子氏の名前が出てくるから驚くではありませんか。
なるほど、三原氏は、受動喫煙防止法案については厚労省案を強く推していました。ニコチン中毒の自民党議員に対して身体を張って抗議していた姿は印象的です。
この三原氏を厚労相に抜擢して、厚労省案で自民党内をまとめる、それによって強い統率力を演じさせることができます。
女性票の獲得を考えれば、すごい手っ取り早い構想です。
しかし、塩崎厚労相が何としても厚労省案を通そうとしても安倍氏は黙りを決め込んでいました。だから厚労省案で通すことができなかったのです。
「自民党議員のみなさん、もの言うのが受動喫煙防止法案だけというのは恥ずかしくないですか。」
今回は三原氏を厚労相にして、自民党内のニコチン中毒派の自民党議員を安倍氏が黙らせ、まとめ上げようというシナリオということになります。
どのみち中小の飲食店などに対して「冷たい仕打ち」をしたところで、大きな女性票よりは下ですし、どのみち、今まで自民党を支持してきた飲食店経営者たちが他の政党に流れるはずがないがないと踏んでいるのでしょう。
この程度のことで政権浮揚が図れるとでも思っているのだとしたら、もう救いようのない末期症状です。
今井絵理子氏までもが何らかの役職につけいようなどという構想もあったようです。
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