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2017年07月22日土曜日
任期満了に伴う仙台市長選は23日投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属新人で、元衆院議員林宙紀(39)
元衆院議員郡和子(60)、会社社長菅原裕典(57)、元衆院議員大久保三代(40)の4氏が争う。2期目の現職奥山恵美子氏(66)の引退を受け
人口減少が進む東北を先導する政令市の新たなかじ取り役を選ぶ。2013年の前回市長選で、過去最低の30.11%を記録した投票率の動向も注目される。
林氏は「人口150万都市への挑戦」を看板政策に据え、認定ベビーシッター制度や教育バウチャー(クーポン)制度の創設
市長報酬の2割カットを掲げる。政党主導の選挙に異を唱え、街頭演説を中心に無党派層の取り込みを図る。
郡氏は「誰にでも居場所と出番がある仙台」がスローガンで、給付型奨学金制度や妊娠から育児まで一括支援する「仙台版ネウボラ」制度の構築
35人以下学級の実現を訴える。民進、社民両党の支持と、共産、自由両党の支援を受ける。
菅原氏は「100年住み続けたいまち・仙台」を目指し、首都圏や海外からの企業誘致、規制緩和による中小企業活性化、仙台城大手門復元などを主張。
自民、公明両党と日本のこころが支持し、村井嘉浩宮城県知事と奥山氏も支援する。
大久保氏は「市民のための市役所」の必要性を強調し、いじめ防止策としての市立学校の統廃合推進、市バス事業の民営化
業務効率化による残業手当削減などを提案する。政党や団体の支援は受けず、インターネットで政策を発信する。
投票は23日午前7時~午後8時(一部は午後6時)、市内171カ所で行われる。市選管は、開票終了時刻を24日午前0時半ごろと見込んでいる。
8日現在の有権者は89万4066人。
河北新報
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