17/06/30 21:22:07.48 CAP_USER9.net
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金子議員の「公用車私用疑惑」ではなく週刊新潮の「誤報疑惑」
中略
つまりこの記事は、国会関係者の間でもバレたらまずいと言われていた公用車での保育園送迎の様子をレポートし、最終的には総務省もやっちゃいけないと認めた、という構成になっている。総務省のルールに背いているとはっきりしたからニュースにしたのだと思う。最後の担当者のコメントがなければニュースとして成立しなかっただろう。
ところが木曜日の朝のフジテレビ「とくダネ!」でも、新潮の報道を受ける形でこの件を取りあげたのだが、番組として確認したところ、総務省としてルール内と認めている使い方だったと伝えた。「自宅→私用→公務」もしくは「公務→私用→自宅」という使い方ならありだと。そうやって詳しく説明するからにはきちんと確認したことを伝えているのだろう。ちなみに私なりの情報源からも、総務省のルール内だとわかった。
こうなると、ニュースだと思ったことが、ニュースではなかったことになる。ルールに則ってやっていたのなら金子議員には何の罪も科もないはずだ。庶民感情に照らして不平不満を言ってもいいとは思うが、金子議員にはどこにも悪いところはないのだ。政務官が公用車で保育園送迎をするのが不満なら、総務省のルールに文句を言うべきところだ。
そして、だとすると週刊新潮が「バレたらまずい」とか「総務省がやってはならないと認めた」前提自体がまったく失われてしまうことになる。そしてなぜ週刊新潮が大ニュースであるかのように伝えたのかと大きな疑問を感じてしまう。この件は、金子議員の「私用疑惑」のはずだったのがいまや週刊新潮の「誤報疑惑」に転じたのではないだろうか。
あるジャーナリストの信頼を失った週刊新潮
週刊新潮への疑問をさらにふくらませたくなる話がある。保育・教育をメインに活躍するジャーナリスト猪熊弘子氏は、当該記事に専門家としてコメントをしている。保育をする側のために発言する猪熊氏のコメントとしてはずいぶん金子氏にきついなあと気になっていたのだが、彼女がこんなツイートをしていたのだ。
つまり猪熊氏は、最初は「企業内保育所なので問題ないと思う」とコメントしたのだが、「総務省がダメだと言っている」からと再び電話してきたのでいくつかの事例を言ったのだ。
記事が掲載されたあと、総務省の見解を知ったので、新潮に電話して前提がちがってるじゃないですかと文句を言ったがあとの祭りだった。
猪熊氏はFacebookでもお友達限定で投稿している。転載していいとの許諾をいただいたので、部分的に紹介しよう。
新潮の記者に電話しました。だって「問題だ!」という前提で話せ、と言われたんですからね。前提が違うので、話しにならないじゃないですか。
そうしたら「総務省には私とは別の記者が取材したが、そのときは<ダメだ>と言われた。<金子議員が公用車を使っている>と伝えたら絶句した。それがなぜか今日になったら<問題ない>になっている」という答え。
(中略)
「大前提が違ったら、答えが違う。そんな話しじゃなかったでしょう?」と問い詰めたところ、「でも、猪熊さんのコメントは全く問題ないです」と言うのです。
マジ切れしました。
「問題があるかないかは、あなたが決めることではない。私が決めることです!」と言って電話を切りました。
さらに猪熊氏はこんなツイートもしている。
猪熊氏は、もちろん保育にまつわる不条理にはよく怒るが、ふだんは柔らかで温和な女性だ。そんな彼女がtwitterでここまで言うのはよほど怒っているのだろう。週刊新潮はジャーナリストという“仲間“の信頼を裏切ってしまったのだ。
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