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稲田防衛相「誤解」を35回連発、会見大荒れ
6/30(金) 20:12
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都議会議員選挙の応援で「自衛隊としてもお願いしたい」などと発言した稲田防衛大臣。30日の記者会見で「誤解」という言葉を35回も連発。大荒れとなりました。一体、何をどのように誤解させたというのでしょうか?
「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」(稲田朋美防衛大臣 今月27日)
都議会議員選挙の応援で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてお願いしたい」などと発言した稲田大臣。防衛大臣として投票を呼びかけるのは公職選挙法に違反するのではないかという指摘に対し、稲田大臣は「誤解」という言葉を使って釈明しました。
「私としては、防衛省、自衛隊、防衛大臣としてお願いするという意図は全くなく、誤解を招きかねない発言であり、撤回をしたということであります」(稲田朋美防衛大臣)
「防衛省・自衛隊・防衛大臣としてお願いしたい」という表現は“誤解を招きかねない発言”だったとして撤回し、謝罪しました。しかし・・・
Q.まさに防衛大臣、自衛隊、防衛省と言っている。地位を利用した選挙運動、公職選挙法違反じゃないのか
「私はその、自民党としてその候補者をお願いをしたいということでございます」
Q.どこにどういう誤解が入る余地があるんですか
「私は自民党としてお願いをしたいと」
Q.だって防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党と言っているじゃないですか、あなたは
「ですから、私の真意は自民党として応援演説に行ったわけでございます」(稲田朋美防衛大臣)
30日、稲田大臣は問題の発言について初めて謝罪。「職責を全うしたい」と改めて辞任する意向がないことを強調しました。
「本来でしたら今日のような議論も国会でやるべき議論でありますが、何が何でも国会を開きたくないというのが“安倍総理のご意向”のようですので」(民進党 山井和則国対委員長)
一方、民進党は、稲田防衛大臣の問題に加えて「政治とカネ」でも追及を強めます。下村幹事長代行をめぐり、加計学園側が政治資金として200万円分のパーティー券購入代金を取りまとめていた件で、総務省の担当者らを呼び出したのです。問題にしているのは「加計学園側がパーティー券購入の『あっせん』をしていたのではないか」という点。そして「政治資金規正法上の『あっせん』であるなら金額などを収支報告書に記載しなければならないはずだ」と迫ったのです。
「あっせんをした合計額が20万円を超えるものについては政治資金収支報告書に記載しないといけないと思うんですが」(民進党 階猛衆院議員)
「お尋ねの件につきましては、総務省としては実質的な調査権を有しておりませんので、具体的な事実関係を承知する立場にございませんので、お答えは差し控えさせていただければ」(総務省の担当者)
「そんなこと忖度しなくていいじゃないか。聞かれたことに一般論としてちゃんと答えてください」
「調査権限を有していない」として、「答えは控える」と繰り返す総務省側。民進党は週明けも説明を求めることにしていて、都議選後も引き続き追及していく構えです。