17/06/17 21:21:27.07 CAP_USER9.net
■マスコミはいつまで見誤るのか
加計学園問題について、本コラムで連続して取り上げてきた。この問題については、国会での追及も含めて、いよいよ最終段階になっている。
文科省は9日(金)、例の「文書」についてその存否を含めた再調査をするとした。これまで、文科省はあの「文書」について「存在を確認出来なかった」としてきた。
さて、この方向転換について、マスコミは予想もしていなかったのか、再調査を行うと決まった瞬間、ニュース速報も流れた。
では、再調査を指示した官邸の意図はどこにあるのだろうか。
筆者はこれまで、文科省の「文書」については「存在する」という前提で書いてきている。
それが「本物」で、改ざんされていないものだったとしても、あくまで文科省内で出回っていた文書であり、それだけでは獣医学部新設について「総理の意向」があったかどうかの証明にはまったく役に立たない。
しかも、例の文書が作成されたのは2016年9月後半である。前回コラムでも指摘したように、この文書が作成される以前に、文科省と内閣府が獣医学部の新設について議論し、既に公表されている「国家戦略特区ワーキンググループ議事録」や、閣議決定がある。
これらは、文科省も内閣府も合意している文書である。それに対して、文科省の「文書」は単に一方の当事者が作成したメモにすぎない。信用の度合いが違うのだ。
にもかかわらず、「真相解明が必要」というマスコミ・野党は、
①2015年6月8日国家戦略特区ワーキンググループ議事録(URLリンク(www.kantei.go.jp))
②2015年6月29日閣議決定(文科省部分、URLリンク(www.mext.go.jp))
③2016年9月16日国家戦略特区ワーキンググループ議事録(URLリンク(www.kantei.go.jp))
という三つの文書についてはまったく言及しない。はっきり言って、この三つの文書は文科省「文書」よりも真相解明に役立つのに、だ。
本コラムで既に書いてきたように、実はこれらを見るだけで、真相解明はできてしまう。
つづく
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