04/12/26 23:24:31 w3D3XNTt
>>204
ワークス仕様RX-792Pはシーズン最高位として2位を獲得している訳だが
<IMSAでの状況に関して「参加することに意義がある」扱い
重量制限に関するレギュレーションの運用云々はあるにせよ、
既にこの時点でIMSAにおける962Cユーザーは、デイトナとセブリングの長時間レースを除けば
完全に表彰台を争う権利とは関係無いところを走っていた。
その状況を考えれば「マツダからカーボンモノコック+4ローターの車が出る」は
確実にその悲惨な状況からの前進を意味した。
実際にやるかどうかはともかく、マツダから出た車に962Cの後ろ半分をくっつけてもよいわけだし。
ところで、まさか国内自社生産or国内のカーボン焼けるレース屋に依頼するのと
イギリスあたりのスペシャリストに依頼するのと同じ金がかかって、
かつ量産能力が同じ程度だとお思いで?
ぶっちゃけハーキュリーズだったりコンポジットウィングス(デロリアンのFRPモノコックでも有名な英国のスペシャリスト)だったり、
あるいはローラやレイナードに「何十個作れ」と依頼する方が
少なくとも当時の状況であれば比較にならないほど金も時間もかからない。
この場合、マツダの仕事は「モノコックいくつとカウルいくつお願いします」「ミッションケースいくつとギアいくつお願いします」
をそれぞれのスペシャリストに手配することだけでしかない。
もちろん956/962Cの場合みたく「組み上がった状態のコンプリートカーで納車、かつ6ヶ月の新車保証付き」
までをやろうと思えば仕事は増えるが、多くのレーシングチームはそれを求めないし
<基本的に組み立てキットで木箱に入って納品されればそれを組み立てるし、
仮にコンプリートカーで納車されても大抵の場合は一旦組み付け状態を確認するために完全に分解するところから仕事が始まる