05/02/16 01:34:13 0
>>972の続き
「ご主人様なんて、だ~いっ嫌いっ!」
梨沙子はそう叫ぶと、手近にあった俺のトランクスをひっ掴んで脱衣所から駆け出していった。
…ちょっと待て、何でそれを持って行く…?
泣いてる梨沙子をほっとけないのと、トランクスが無いと困るのとで
バスタオルを腰に巻いて、俺も慌てて脱衣所から飛び出す。
すると、梨沙子がちょうど廊下の角を曲がるのが見えた。
「待って、梨沙子ちゃん!」
梨沙子が駆けて行った方へ、俺も駆け出す。
そして俺が廊下の角を曲がろうとした時だった。
ボスーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
俺はちょうど角を曲がろうとしていた人物と思いっきりぶつかり、
もつれるようにして床にたおれこんだ。
「あつつ、ごっ、ごめん…」
「あっ、ごっ、ご主人様…」
ぶつかった相手は茉麻だった。ちょうど俺が押し倒したような形になっている。
「ごっ、ごめん、茉麻ちゃん。大丈夫?」
「はっ、はい…」
お互いの息が顔にかかるような至近距離で、俺と茉麻は見つめあいながら言葉を交し合う。
ふっと茉麻の目が俺の首から下の部分へと向けられた。
もちろん俺は、腰に巻いたバスタオル以外に何もまとっていない。
「ご主人様…、はだ…か…」
「あっ、その、風呂に入ろうとしてたから…」
茉麻はそんな俺の答えには何も言わず、再び俺の顔に視線を移した。
うっすらと開いた肉厚な唇からは熱く、荒い吐息が吐き出され
その目はどことなく物欲しげな感じで潤んでいる…