05/01/28 00:19:08 0
>>83の続き
「あっ、あのっ、そういうのやっぱ良くないと思うな」
俺は動揺を抑えることができなかった。
昨日の桃子の時も驚いたが、桃子には小悪魔的な所がある分、
彼女がSEXに絡むような話をすることを、まだ受け入れられないではなかった。
しかし佐紀のような、普通に暮らしていたら学級委員長でもやっていそうな子にこういう話をされると、
あまりの違和感に気がおかしくなりそうになる。
「例え恩を受けたからって、君達みたいな小さな子が体でそれを返そうなんて間違ってるよ」
つい説教モードになる俺だったが、佐紀はさっきまでとは打って変わった
いたずらっぽい笑みをうかべながら言い返した。
「でも、桃ちゃんとは既にそういうことなさったんでしょ?」
うっ・・・、痛いところを・・・
黙りこくる俺を見て、佐紀はクスクスと笑った。
くそっ、桃子と言い、お姉さんズは手ごわい・・・
その時だった。
何とか言い返す言葉を考えている俺の視界の隅に、見覚えのある顔が映った。
「あれっ・・・、梨沙子ちゃん?」
しかしそちらを向いても誰もいない。気のせいか?
「梨沙子・・・、りーちゃんがどうかしたんですか?」
「あっ、うん。今むこうに、梨沙子ちゃんがいたような気がしたんだけど・・・」
佐紀もそちらを向くがやはり誰もいない。