05/01/27 22:51:40 0
>>78の続き
閑静な町並みの中を二人で並んで歩く。
改めて横に並んでみると、佐紀が本当に小さいんだということに気付く。
こんな子が既に・・・
そんなことをぼ~っと考えていると、佐紀が話し掛けてきた。
「あの、ご主人様。私達をこの家に置いて下さること、ほんとにありがとうございます」
感謝を目に浮かべながら佐紀は俺を見上げている。
「いやぁ、そんな別に感謝してくれなくてもいいよ」
その真っ直ぐな眼差しに俺はちょっと照れながら頷く。
さらに、しばらく歩いた所で、今度は俺の方から話し掛けた。
「俺に何か話したいことがあったんじゃないの?」
えっと言った感じで佐紀がこっちを見る。
「だから、こんな風に二人で買出しすることにしたんでしょ」
そんな俺の言葉に、しばし沈黙した後、佐紀は意を決した様子で切り出した。
「あの・・・、桃ちゃんから昨日のこと聞きました」