04/10/22 01:40:34 D/7BJ6jv
>462
原作通りを必ずしも求めているわけではないけれど、原作の6~7巻のドラマが
盛り上がるのは各キャラが有機的な役割をもって絡み合う緊密なドラマを構築しているからだと思う。
アニメで見ると、たしかにルーシーとコウタの締めは見事に活写されてまとめられたと思う。
しかしその一方で、周りのキャラクターたちが以下のように犠牲にされ、ドラマ全体の緊密度が著しく低められているわけで─
白河→無思慮なつっこみ死(原作のは思慮あるつっこみ死)
ナナ→最愛のパパの死亡確認にもいかず。
坂東→ナナ救出等の見せ場を失い、どうでもいいキャラ化。描かれないルーシーとのバトル。
マリコ→体内爆弾を駆け引きに使う展開がなくなり、アニメでは一方的に爆死させられる。
蔵間室長→マリコを選んでナナを選ばないところを露骨に示したあたりと、原作に比べて目的や行動原理が不明瞭化。
荒川や角沢長官が充分描けなかったのは時間制約もありやむをえないと思うが……。
という風にルーシーとコウタ以外の主要キャラの動きが、原作に比べて、緊密感を欠いた、不自然というかご都合主義的な行動にされてしまっている。
脇役の動きまでが緊密に構成された原作のドラマとの大きな落差をこのあたりに感じるわけよ。
実際、自分も先の読めないアニメにはらはらしたし、水準以上の良作であると思うのだが、終盤のドラマは
原作に比べてドラマの緊密度がずっと落ちると思えて、そこが残念な次第。
>467
dreamlessさんはナナファンだが、ドラマでの中心はナナでなく
角沢長官だと言いたいみたいw