ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」at NEWS4VIP
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 - 暇つぶし2ch425:SOS大戦第2話・2
08/05/26 20:20:39.17 501dwzFg0
『ハルヒ!俺は何すりゃ良いんだ!?』
 いてもたってもいられなくなった俺は必死で叫ぶ。
『あんたは─そうね、武器は何があるのか確認しなさい!それと、余裕があったら左右の敵の確認をお願い。回避運動と攻撃はあたしがやるわ!』
 分かった……ってお前は武器の準備もせずに飛び出したのかよ!?まぁ、回避運動をしっかりやってくれるというのには安心した。コンピ研とのゲーム対決の時みたいに突っ込むだけじゃないんだな。
『武器ならあるわよ?手があれば殴れるじゃない。』
 ……前言撤回!やめろ!無茶だ!!
『そーら、いくわよ害虫ロボ!!』
 ハルヒは勢いよくゲシュペンストのブーストをふかし、正面の4機の虫メカのうちの右端の機体に向かって突っ込んだ。
『バカ!撃たれるって!』
 必死に抗議の声を上げる。というのも、敵が一斉に砲撃を開始してきたからだ。こういう時は避けながら撃つのがセオリーじゃ……
『うおおぉぉぉ!』
 目の前のビームを避けようとしたのか、機体が凄い勢いで右に平行移動する。今のは、その時の俺の叫び声だ。
『いちいちうるさいわよ!キョン!耳元で怒鳴るな!』
 ハルヒは怒鳴りつつも器用に敵の攻撃を避けながら─いや、正確には被弾しているのだが、さほど致命傷ではないらしい─機体を少し上昇させる。
『……食らいなさい!超ウルトラスーパーSOSパァァーンチ!!』
 わけの解らん即席であろう必殺技名を叫びながら、機体を敵に向かって急降下させやがった。お前、体当たりでもする気か!!
 そう俺が言おうとした瞬間、俺とハルヒの乗った機体は凄まじい勢いで敵にナックルを入れていた。そういえばパンチ、って言ってたなこいつ。
 と、俺は悠長なことを考えていたが、実際は目の前の─正確には必死にハルヒの背中の横から顔を出してだが─光景に驚かされた。
 俺たちの乗っている機体に殴られた敵機が、結構な距離吹っ飛んでいったからだ。
『なによ、たいした威力じゃないわね。』
 そうか?素人にしちゃ上出来だと思うぞ。そう頭の中でハルヒにつっこみを入れつつ、俺はコックピット右側にある小さなディスプレイ上で装備を確認していた。
 ん?これは。
『ハルヒ!何か見つけたぞ!』
『武器?ならさっさと装備させなさい!こっちは回避するので精一杯なんだから!!』
 確かに、さっきより敵の攻撃が激しくなった気がする。結構被弾もしてるし、やばいんじゃねぇのかこれは!
 焦りと恐怖で、俺の操作パネルをいじくる手は震えていた。それでも、このままじゃマズイ。せめて、武器の装備ぐらいは俺だって─。


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