08/05/26 15:02:07.70 XZgcW1X70
まあ、予想通り鶴屋さんと妹も未来に時間移動する結果となった。
眠っていた妹はそのまま、鶴屋さんは本当に眠っていたのか怪しかったが─ひょっとしたら狸寝入りだったのかも─
寝ている隙に朝比奈さんが長門と古泉たちのいる時間につれていった。
しばらくして朝比奈さんが戻ってくると、俺は朝比奈さんを廊下の端の部屋に連れて行った。
その部屋は最後に俺とハルヒが入って消えた場所である。
俺は朝比奈さんと最後の打ち合わせをする。
内容は俺とハルヒがこの部屋に入ってきたらすぐさまハルヒを眠らせて三人で時間移動をしてもらうことだ。
ここで手間取るとこの時間の俺に目撃されてしまうからな。
頼みますよ、朝比奈さん。ここでドジっ娘メイドはやらなくて良いですからね。
ま、ハルヒが大声出して俺のことを呼ぶからそれが準備の合図になります。
「わかりました、なんとか涼宮さんに気付かれずに眠らせれるようにがんばります。ちょっと自信ないけど」
朝比奈さんも普段はちょっとドジな部分も有るけど未来からの指令は結構きっちりとこなしているように思う。
これは俺の主観的な意見だが、朝比奈さんは集中力があり、どんなことにも一生懸命に取り組む姿勢があるからだろうと思う。
そう言うことできっと朝比奈さんはうまくやり遂げると思う、なので俺がこれから考えなきゃならないのは、
その後のハルヒへのフォローだな、さて、どうするかな。ちゃんと考えておかないと、この後のことは完全に未知の領域だからな。
考えながら俺は待機場所である俺の部屋に入った。
とりあえずこの後に俺が話さなければならない会話を思い出しておかないといけないな。
一字一句間違いないかどうかは解らんが、大体あってれば良いだろう。
あの時はそんなこと細かく覚えている暇もなかったし、違和感と不条理さで一杯だったからな。