08/07/26 18:30:49 jDxzOZbC0
二人を少しはなれたところから見ている夜行からの三人
轟「あの氷浦って小僧が神佑地狩りに関わっているって?」
巻緒「んー… 閃の話じゃまだ全く裏はとれてないらしいけど」
武光「じゃ 追い出し隊は…」
巻緒「まだ判断がつかない もう少し様子見だな」
その上空に現れる二人の女性(顔は覆面のようなもので目元を覆っていて分からない、二十代くらい)
「あの学校一つ分が烏森…?随分小さいのね…」
「そりゃ烏森は小宮レベルだもの」
「でも… 大首山は最上位 大一宮でしょう?全くかけ離れているじゃないの」
「まあね でも共通点はあるよ これはわりと秘密事項だけど
どちらも裏会から特別重要保護地としての認定を受けてるからね
マル特認定は 他の神佑地にも影響を与えるほど強力な土地や
他には類を見ない特徴を持つ土地に与えられるんだ
烏森はせいぜい小一宮 だけど小一宮でマル特認定受けてるのなんてここぐらいのものだよ
アタシが思うに烏森は小宮レベルの規模に 大宮レベルの強力な力を持った土地なんじゃないのかな」
(図示 『神佑地の規模』
ピラミッド状の三角が9つに区切られ、上から三つが大宮、真ん中三つが中宮、下三つが小宮
それぞれ上から「一宮」「二宮」「三宮」
大首山は一番頂上の「大宮・一宮」の位置、烏森は上から七番目の「小宮・一宮」の位置)
「いいわ さっさと始めましょう」
部下?の白い装束の男に命じて 黒と白の二つの巨大な丸いものを落す女性
二人で見回りに行く時音と氷裏を「コラ 待てよ!」と追いかけていた良守だが
その三人の眼前に丸いものは落ちる はじけるものから時音をかばう氷浦
丸いものは巨大なアシカに似た妖となる
氷浦「あの妖 排除しますか…?」
時音「あ うん 早く何とかしないとね」
氷浦「分かりました」
マントを外し戦闘モードになる氷浦
「待て!」その背を止める良守「お前…」
次号に続く